野球のバットが教えてくれること

※これは「重症タイプ」の方も必修です。ただし、前回のドリルよりこちらを先にお願いします。

まず、テイクバックしてハーフスウィングより小さなトップのカタチをつくります。ゴルファーを正面から見たところを時計にたとえると、腕は8時の位置に来るスウィングのサイズです。

クラブは正面から見ると約45度に立っています。そのポジションから左足を踏み込み、左腰を回して始動します。このとき、同時に背中(下部)の筋肉、つまりインナーマッスルである腸腰筋、あるいは大腰筋に思いっきりチカラを入れて、肩が開かないよう左腰の回転に抵抗します。

これは、下半身と上半身が拮抗したきわめて苦しい状態をつくることであり、「逆パワー・ドリル[2]足閉じ+ガニ股、ハーフ素振り」と同じ要領です。苦しくなければ、たぶんあなたの練習は間違っています。この苦しい状態が、下半身と上半身の回転差であり、スウィングの「タメ」でもあります。

このカタチから、手はリリースせずに、体を回転させて、クラブが水平に動くよう素振りしてください。クラブヘッドは通常のスウィングよりも高い位置を通過し、4時の位置でフィニッシュです。クラブが水平に動くということは、野球のバッティングのように振るということです。とにかく、自分でリリースしないこと、クラブヘッドをボールのほうに(下に)動かそうとしないことが大切です。

ビッグマッスル・ドリル[11]とほぼ同じですが、クラブを水平に振ることで、「リリースしない」感じがつかみやすいと思います。いつものスウィングより、振り遅れるようにしてください。このドリルの目的は、リリースしない振り方とタイミングを体得することにあるのですから。

腰と肩の回転差=「タメ」がうまくできていれば、自分ではリリースしなくても、もっとも遅いタイミングで自動的にリリースされます。

「リリースしない」という意味がわかってきたら、そのままタイミングを変えずに、少しずつ軌道(最下点)を下げて、通常のスウィングに近づけていってください。とても大切なドリルです。

関連リンク

逆パワー・ドリル[2]足閉じ+ガニ股、ハーフ素振り

【増補版】逆パワーは腸腰筋だった。

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