リリースしない。リリースさせられる。

リリースしないハーフスウィング(素振り)

※これは「重症タイプ」の方も必修です。

まず、テイクバックしてハーフスウィングのトップのカタチをつくります。そこから左足を踏み込み、左腰を回してスウィングを始動しますが、同時に背中下部(インナーマッスル=大腰筋)の筋肉に一瞬、思いっきりチカラを入れて、左腰の回転に抵抗します。

これは、下半身と上半身が拮抗したきわめて苦しい状態をつくることであり、「逆パワードリル(1)切り返し拮抗ドリル」と同じ要領です。 苦しくなければ、たぶんあなたの練習は間違っています。この苦しい状態が、下半身と上半身の回転差であり、スウィングの「タメ」でもあります。

練習では、このカタチをしっかりつくってから(1秒ぐらい)、手はリリースせずに(クラブを立てたままのつもりで)、体を回転させてダウンスウィング(素振り)してください。腰と肩の回転差=「タメ」がうまくできていれば、自分ではリリースしなくても、もっとも遅いタイミングで自動的にリリースされ、クラブヘッドは気持ちよく加速します

このとき手をリリースしないというのがポイントです。左腕にやや引っ張られて右のヒジが体にくっつくような動きがあって、その後、体の回転によっていやいやリリースさせられるという感じです。左腕の伸び(または張り)がインパクトまでキープできれば、スウィングがうまくできている証拠となります。

リリースしないけれども、リリースさせられるというのは、矛盾しているようですが、重要なコツです。(これを、ことばで説明するのは、ホントむずかしい)。 リリースしないという意味は、たとえばニック・ファルドのスウィングはそういうイメージです。彼は、インパクトでもリリースしていないように見えます。

厳密にいえば、微妙なところですが、最後の最後にはリリースしているのですが、そのタイミングがギリギリまで遅く、かつ瞬間的であるということでしょう。

そういうふうに遅くリリースすれば普通の人は全員が振り遅れのスライスになってしまいますが、あえてそれを練習してください。腰と肩の回転差があれば、スライスしません。それがないからスライスします。このジレンマを乗り越えてください。この困難さは、「重症タイプ」の人が手で打つのをやめるのと同じ困難さです。

ことばで説明するのもむずかしいのですが、練習するものまたむずかしいわけです。

「ゴルフなんでも掲示板」で、Yuki さんにご指摘いただいたように(2000年12月22日)、クラブをシャット気味にして、ほんとうにリリースしないのが練習にはいいのかもしれません。

しかし、それよりもっといいのは、このドリルをするとき、インナーマッスル(腸腰筋、あるいは大腰筋)を使う練習と一緒にやることです。腸腰筋・大腰筋を使えば、振り遅れずに打てるようになります。つまり、リリースしないコツは、遠回りのようですが、インナーマッスルを使うことにあります。

うまく文章では説明しにくくて申し訳ないのですが、何度もやって体得してください。

関連リンク

逆パワードリル(1)切り返し拮抗ドリル

【増補版】逆パワーは腸腰筋だった。

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