超タメ打ちの方法。

最近、よそのホームページをたまたま見たら、ある議論がおこなわれているのを発見しました。

それは、トップからダウンにかけて、腕をローテーションするような動きが入るかどうかといった議論です。

その昔、Z打法の若林貞男がカーリングということばで、そういうことを主張していたような気がします。その説の蒸し返しだと思いました。

で、本メソッドの理論からいえば、そういう動きは一切ありません。切り返しというのはむずかしい動作で、また、そこで手を脱力させるのも、 頼りないものでむずかしいものです。そこで、試行錯誤してもうまく行かないとき、何か秘密があるのではないか、と思いたくなる気持ちはわかります。しかし、『伊東家の食卓』みたいな隠された裏ワザは、(腕や手に限っていえば)ありません。

手・腕は手持ち無沙汰なものであり、そこで手・腕を何かするのはまちがいです。

このポイントを別の切り口から説明したいと思います。それは、超タメ打ちのやり方の説明です。

切り返しからダウンにかけて、手、腕で何か裏ワザをしているのではないかという推測が生まれる理由は、おそらく、テイクバックのプレーンよりも、ダウンのプレーンのほうがフラットになっているという事実をどう解釈するかという問題からきていると思います。

テイクバックとダウンスウィングのプレーンがちがうのは昔からいわれていますが、それを広めたのは江連忠の最初の本だったと思います。(ジム・マクリーンの理論を使ってコーンの比喩で説明した)で、なぜ、ダウンのプレーンはフラットなのか、ということを考えたとき何かそこに裏ワザがあるのではないかという伊東家のような想念が浮かぶわけです。

ひとつの答えは、トップでヘッドをループさせているというものですが、これは現実的ではありません。ループしたいような動きはあるし、まちがっていませんが、トッププロでそういうループの動きを入れている人はほとんどおらず、逆にそうした動きを抑えるようにしてます。したがって、ループするからフラットになるという説は却下です。

それ以外で、ダウンでプレーンがフラットになるという現象を別なふうに解釈すると、ダウンではヨコ振りでいいようにも思えます。しかし、これはまちがい。ダウンでは、手は左手リードで下へ降ろすのが正解です。

そうすると、なぜ、ダウンがフラットなのか、疑問がふくらむわけです。

そのヒントのひとつが、超タメ打ちをどうやってするかというやり方にあります。超タメ打ちというのは、他にいい表現がないのでとっていますが、 たとえば、いまならガルシアとか、昔ならオラサバルとか、ものすごい、タメで打つ打法をさしています。超タメ打ち(=極端タメ打ち)をするには、切り返しがポイントになります。トップでヘッドが納まった位置に、ヘッドをピンで留めるようなイメージで切り返します。

超タメ打ち

空中の一点にヘッドを固定したまま、手だけをスッと下に下ろします。文字通り、ヘッドを置いてきぼりにするわけです。そうするとヘッドの位置はトップの位置にあり、頭ぐらいの低い位置のまま、手だけが右腰のところへくるわけです。

その状態は腕とシャフトが体に巻きついたような形で、ヘッドは猛烈に発射したがっています。そこから振っていくと、ヘッドはきわめて近回りして降りてきます。これにより、ダウンは超ナローになり、プレーンはフラットになります。(肩が開いてはダメなので、逆パワーもが必要)

いいかたを換えると、切り返したあと、ヘッドが上方に上がる動きを抑え、ヘッドの低い位置をキープしたままダウンをおこなうと、プレーンはフラットになります。

これを、さらに実践的ないいかたにかえると、アマチュアはキャスティングしなければ、ダウンはナローになり、プレーンはフラットになります。 キャスティングというのはまちがった動きなので、それをやめることです。

で、切り返しの話に戻りますが、実際にはヘッドはピンで固定されていないので、すぐに動いてしまいます。したがって、手の動きは波風を立てないように、スッーと忍者のように降ろすわけです。その際、腕をねじったりするようなことはできません。なぜなら、ヘッドが動いてしまうからです。

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