切り返しを長くすると、ダウンスウィングになる。

今週号の週刊『ゴルフダイジェスト』で、中嶋常幸プロがとてもいいことをいっていたので、勝手ながら紹介します。

タイガーが昨シーズンのメジャー大会で携帯電話や口笛などに
プレーを妨害されたことがあったけど、
その時やっぱりタイガーはすごいと思ったよ。
だってダウンに入ってから止められるヤツなんて
今まで見たことないでしょ。
トップまでなら、好調であれば100%のプロが止められるけど、
ダウンというのは無意識だから止められないんだ。
なぜタイガーには止められるかというと、決してゆっくりというわけではないが
彼はとても丁寧に切り返し以降の動作を行っているから。
だから不調と言われていても、強さを維持できるんだよ。

週刊『ゴルフダイジェスト』(2004.2.17)

この中嶋プロの話はじつは、
最近、私が考えていることとある程度一致します。
とゆーか、以前はぼんやりしていたことが、
最近、はっきりしてきたのです。
それは…

切り返し動作の延長戦が、ダウンスウィングの前半戦である。

ということです。

一般に、ダウンスウィングの前半部分は
ゆっくりクラブを降ろせといわれます。
しかし、これは生徒さんにアドバイスしても
とてもじゃないができないことで、きわめてむずかしいことです。
この部分はコントロール不能なのです。

では、なぜむずかしいのかという原因を追求すると、
じつはダウンスウィングの前半部分は、
ダウンスウィングではないというのが最近の私の結論です。
つまり、ダウンスウィングの前半部分は
切り返しを延長した部分です。

切り返しを長くすることで、
「切り返し=ダウンスウィング前半部」とすることが
正しいアスレチックスウィングへの道です。

前回のTIPSコーナーで、
「ニー」を長くとれと書きましたが、
「ニー」を長くとると、ダウンスウィングになるということです。

あるいは、逆パワーで説明すると、
切り返しの3つの動作のうち
背中の筋肉を使った「抵抗」を極度に強く、長くおこなえということです。
そうすると「脱力」している腕は、
自然に下りてきます。
で、手が腰のあたりまで降りてくるのを一瞬待ってから、
すべての下半身パワーを一気に爆発させれば、
素晴らしいショットが生まれるわけです。

で、ここで先ほどのタイガーの話に戻ると、中嶋プロは
決してゆっくりというわけではないが
彼はとても丁寧に切り返し以降の動作を行っている」

といっていますが、逆パワー・メソッド流に解釈すれば、
これは「タイガーは人並はずれたものすごい逆パワーを長く絞り出すから、
ダウンの途中でもスウィングを止められる」ということになります。
もちろん前にも書きましたが、
人並はずれたものすごい逆パワーの持ち主だから、
あれだけすごいショットが打てるのです。

ただし、プロでもできないと中嶋プロがいっているように、
これは超上級コースです。

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