最後のひとひねりは、背中を広げるのがコツ。

プロとアマのテイクバックを比べたとき、
アマは最後のひとひねりが足りない感じがします。

プロは最後のひとひねりで、背中の筋肉がグッと広がって、
背中が大きくなっているように見えます。
それは、筋肉をやわらかく保ちながら、
深くひねっているということをあらわしています。

アマの場合、深くひねろうとすればするほど、力が入るため、
逆に広背筋が硬直して、筋肉が縮んでしまいます。

この最後のひとひねりのプロとアマの違いは、
たんにひねりの量が足りないといったこと以上に、
重要な問題を含んでいます。

プロゴルファーでも体が堅く、テイクバックが浅い人はいるでしょう。
でも、プロは最後のひとひねりがあるのです。
それは、テイクバックの「粘り」というか、「やわらかさ」というか、
そういうものがあるということです。

反対にアマチュアゴルファーでも、プロ以上に体がやわらかく、
テイクバックが深い人はいくらでもいるでしょう。
でも、ほとんどのアマはプロのような
「粘り」や「やわらかさ」がないのです。
つまり、最後のひとひねりは、柔軟性が足りないとか、
筋力が足りないといった問題ではないのです。

たとえば、甲子園球児のピッチャーは
プロ野球のピッチャーよりも早いモーションで投げているように見えますが、
プロよりタマが速いわけではありません。
甲子園球児は動きのONとOFFがはっきりして、
動作がパタパタしている感じです。
が、プロはONとOFFの間に「粘り」というか、
「間」というか、納豆のネバネバのようなものがある感じです。

その「粘り」のようなものが見られるのは、
ゴルフの場合には切り返しのときです。
しかし、その「粘り」のようなものは、
テイクバックの最後のひとひねりのときすでにはじまっているのです。

だから、最後のひとひねりが重要なのです。
ゴルフの場合、野球と違って、
これができるのとできないのとでは天と地ほどちがいます。

では、どうすればいいのかというと、
ムリをして力でねじろうとしても逆効果です。
とはいっても、力を抜いてラクにするというのも大間違いです。
以前に「切り返し」のところで書いたように、
三つの動きを同時におこなうことが必要になります。

  1. 広背筋は力を抜いて、やわらかく筋肉を伸ばします。
  2. 右膝、右腰は回らないようにストップさせておきます。
  3. そして、力を入れるのは、背骨の両側(腰の上)の筋肉です。

この筋肉で上体をねじります。
ただし、本気で力を入れるのは切り返しの瞬間であり、
この段階ではやや力を入れるという程度です。

・・・以上、これら3つの動きを同時におこなうのが、最後のひとひねりです。
うまくできるようになると、広背筋がグッと左右に広がるようになります。
ウェアのしわで、その出来具合を判断するプロもいます。
くり返しますが、たんなる柔軟性や筋力の問題ではありません。
暑い日がつづきますが、がんばってください。

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