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リリースしない。
リリースさせられる。


■ビッグマッスル・ドリル[11]
リリースしないハーフスウィング(素振り)
※これは「重症タイプ」の方も必修です。
\まず、テイクバックしてハーフスウィングのトップのカタチをつくります。
そこから左足を踏み込み、左腰を回してスウィングを始動しますが、
同時に背中(下部)の筋肉に思いっきりチカラを入れて、
左腰の回転に抵抗します。

これは、下半身と上半身が拮抗したきわめて苦しい状態をつくることであり、
「ビッグマッスル・ドリル[8]ガニ股静止法」と同じ要領です。
苦しくなければ、たぶんあなたの練習は間違っています。
この苦しい状態が、下半身と上半身の回転差であり、
スウィングの「タメ」でもあります。

このカタチをしっかりつくってから(1秒ぐらい)、
手はリリースせずに(クラブを立てたままのつもりで)、
体を回転させてダウンスウィング(素振り)してください。
腰と肩の回転差=「タメ」がうまくできていれば、
自分ではリリースしなくても、
もっとも遅いタイミングで自動的にリリースされ、
クラブヘッドは気持ちよく加速します。

このとき手をリリースしないというのがポイントです。
左腕にやや引っ張られて右のヒジが体にくっつくような動きがあって、
その後、体の回転によっていやいやリリースさせられるという感じです。
左腕の伸び(または張り)がインパクトまでキープできれば、
スウィングがうまくできている証拠となります。

リリースしないけれども、リリースさせられるというのは、
矛盾しているようですが、ここに最大のコツがあります。
(これを、ことばで説明するのは、ホントむずかしい)。
リリースしないという意味は、
たとえばニック・ファルドのスウィングはそういうイメージです。
彼は、インパクトでもリリースしていないように見えます。

厳密にいえば、微妙なところですが、
最後の最後にはリリースしているのでしょうが、
そのタイミングがギリギリまで遅いということでしょう。

そういうふうに遅くリリースすればアマチュアゴルファーは
全員が振り遅れのスライスになってしまいますが、
あえてそれを練習してください。
この困難さは、「重症タイプ」の人が手で打つのをやめるのと同じ困難さです。

ことばで説明するのもむずかしいのですが、
練習するものまたむずかしいわけです。

「ゴルフなんでも掲示板」で
Yuki さんにご指摘いただいたように(2000年12月22日)、
クラブをシャット気味にして、ほんとうにリリースしないのが
練習にはいいのかもしれません。

しかし、それよりもっといいのは、
このドリルをするとき、背中の筋肉を使う練習と一緒にやることです。
背中の筋肉を使えば、振り遅れずに打てるようになります。
つまり、リリースしないコツは、遠回りのようですが、
背中の筋肉を使うことにあります。

うまく文章では説明しにくくて申し訳ないのですが、
何度もやって体得してください。