ゴルフ新理論 スウィング理論
逆パワーメソッド増補版ゴルフなんでも掲示板ゴルフなんでも掲示板過去ログTIPSコーナー
予約楽天ショップアマゾンショップストアリンク相互リンク
【逆パワーメソッド増補版】(第26回) ゴルフ場予約なら楽天GORA
|目次| 33| 32| 31| 30| 29| 28| 27| 26| 25| 24| 23| 22| 21| 20| 19| 18| 17| 16| 15| 14| 13| 12| 11| 10| 9| 8| 7| 6| 5| 4| 3| 2| 1|




逆パワーは腸腰筋だった。

※掲示板に書いたものをメソッドにまとめました。

運動生理学(?)とかには全然うといのですが、
『ピッチング革命』(中村好志+水野雄仁、永岡書店2004)には次のようにあります。

「腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えると速くて強い”捻り(ねじり)”が生まれる」
「データが実証!速球投手は共通して腸腰筋が太い」
「腰椎から骨盤の表面を通って大腿骨に至る「腸腰筋」は、内臓と脊柱の間にあることから「深層腹筋群」とよばれています。腹部の中に存在するという構造上、外側からは見えない「インナーマッスル」に分類されています。そして、
この”見えない筋肉”こそが投球動作に深く関与し、速くて強い”捻り”を生み出しているのです。
実はこれまでも腸腰筋の存在は知られていましたが、スポーツ界ではあまり注目されていませんでした。しかし近年、数千人の野球選手のデータの中から速球投手を分析した結果、腸腰筋が太くて発達している投手ほど速いボールを投げる傾向にあることがわかりました」(P28)


当メソッドでは、逆パワーの使い方として、
「腰の上・背中の下のほうの筋肉」という表現であらわしてきたのは、
この腸腰筋のことだと思います。
腸腰筋
筋肉の図がのっているので、それを見ると、
背骨の最下の骨から6個、各脊柱に、筋肉がくっついて下へ伸び、
6本の筋肉がすべて大腿骨にくっついています。
胴体を輪切りにしたCTスキャンの画像をみると、
背骨の両側にくっついているのがよくわかります。
図で赤くあらわした部分が、速球投手は太いらしいです。
腸腰筋
私が、自分で逆パワーの筋肉だと感じていたものは、
腸腰筋の上部で、背骨にくっついた部分です。
そこから下は胴体の内部に入っているので、
筋肉が存在することに気づきませんでした。
※測定器で調べたわけではないので、絶対の自信があるわけではありませんが、
厳密に調べる方法もないので、暫定的に腸腰筋であるとします。

したがって、逆パワーで力を入れるのは 、広背筋ではありません。
この部分にあいまいな部分があったと思い、反省しています。
切り返しの3つの動作のひとつが「脱力」ですが、
広背筋は脱力させなければなりません。
広背筋は脱力しながら、その下というか、インナーの腸腰筋には
思いきり力を込めます。

この本はトレーニングの方法として、 足を引き上げる運動をすすめています。
筋肉の図を見て考えると、この筋肉を縮めると
太ももと上体の角度が縮まると思われます。
つまり、切り返しの動作で腸腰筋を使うためには、
しゃがみ込む動きを加えるのがやりやすいと思います。
この「しゃがみ込む」動きは、 従来から私がすすめているもので、
筋肉の形からもその有効性が裏づけられたと思います。

この本には腸腰筋について、いろいろ興味深いことが書いてあります。
筋トレの方法ものっています。
仰向けに寝ころがった状態で、 チューブを使って足を引き上げる運動です。
走り込みによって腸腰筋を鍛えたという 投手の話もあります。
ですから、ランニングも有効らしいです。

ただ、残念なことに腸腰筋を「逆」方向に使うとは 書いていません。
ですから、この本を読めば、 普通に「正」回転の方向に使うもの、
あるいは投げる前に後方に捻るために使うものと 理解するでしょう。

この腸腰筋を「逆」方向に、 それも切り返しのとき、
「正」方向へ行く力と拮抗する形で使う というのが、
本メソッドが主張するオリジナルな方法です。

この本に書いてあることで、 もうひとつ重要なことは、
腸腰筋は不随意筋であるということです。
「腸腰筋は大腿骨と脊椎をつなぐ唯一の筋肉です。この筋肉を使わないと、速くて強い上体の捻りは生まれません。ところが腸腰筋は不随意筋なので、自分の意思で自由に動かすことができないのです。したがって、速球を投げているほとんどの投手は、無意識のうちに腸腰筋を利用していることになります」(P28)

ということですが、私は腸腰筋かどうかわからないまでも、
逆方向への力の入れ方 を意識できるので、 特異体質ということでしょうか?
昔、練習で開眼したとき、それが意識できるようになったわけです。
ですから、意識するのはむずかしいけれども、
練習すれば、できるという方針で 私はアドバイスしてきました。

しかし、この本にあるように、 腸腰筋は不随意筋であるということで、
意識できないことを前提に アドバイスしたほうがいいのかな、 という気もしました。
ちょっと迷っているところです。

『ピッチング革命』からさらに引用すると、
「腸腰筋は使わなければ驚くほど細く衰退してしまうことから、ヒトが直立二足歩行をするために重要な役割を果たした比較的新しい時代に進化した筋肉だと考えられています。また、この筋肉は太くて長い筋肉にもかかわらず、お腹の中を通っているため、非常に認識しにくい筋肉でもあるのです」(P29)

ということです。
図をみると、腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の2つから成っています。
(この本では大腸筋と書いてありますが、誤植ではないかと思われます。正=大腰筋)
そのうち、捻りの作用ができるのは大腰筋のほうでしょう。
大腰筋は、背骨と太ももを結んでいますので、
まさに上半身と下半身を結ぶ筋肉です。

わけのわからないままやみくもに練習するよりも、この筋肉を意識し、
少しずつでも鍛えていれば、必ずよくなると思います。

なお、掲示板でご指摘がありましたので、くり返しておきます。
逆パワーで使う筋肉は広背筋ではありません。
腸腰筋は、いわゆる深層筋、インナーマッスルです。


ピッチング革命―「捻転投法」で球速は確実に20km/hアップする! (The newest science of sports)
中村 好志
永岡書店
2004-07