ゴルフ理論は素晴らしいのに、なかなか上達しない理由。

「ビックマッスルを叩き起こせ」というタイトルでホームページを立ち上げたのは、1996年か、あるいは97年。インターネットの黎明期です。ですから、当ホームページは、ゴルフ分野では老舗です。そこから、20年がたちました。タイトルも、「逆パワー・メソッド」に途中で変更しました。

その間、基本となるメソッドの考え方は変わっていません。ゴルフ界もいろいろ変化しました。表面的な変化はあるものの、スウィングの本質は変わらないと思います。「逆パワー・メソッド」の要は、切り返しの「逆パワー」とインパクトゾーンの「遅いタイミング」、この2つに集約できます。ただ、細かい部分の考え方は多少、変わった部分もあります。また、最初の版では、物理学的な運動についても考えていましたが、それはやめることにしました。物理面をいくら考えても、実践面でほとんど効果がないと判断したからです。

こうして内容面を見直し、書き直すべきところは書きなおすことにしました。 名付けて、「逆パワー・メソッド完成版」。ほんとうに完成できるかどうか、不安でありますが、とりあえす進めてまいります。よろしくお願いします。

ゴルフ理論
かつて日本ではレッドベターのスウィング理論が流行していました。「ボディターン」です。

ところが、自称ボディターン派のスウィングを見ても、「うまく打っているなあ」と納得できる例には、ほとんど出会ったことがありません。確かにコンパクトでカタチはきれいになっているのだけれど、どういうわけかプロのスウィングとは似て非なるスウィングをしているように思われました。 レッスン書は素晴らしいのですが、 なかなか上達しない不思議。このブームでわかったことは、とにかくボディターンはむずかしいという事実です

しかし、理論を疑問視するより、むしろ、アスレチックスウィングとノンアスレチックスウィングという区別を設定し、前者がむずかしいと考えたほうがいいと思います。つまり、ボディターンによって明らかになったのは、プロのようなアスレチックスウィングがむずかしいということです。長年、理論の流行をみてきたから、そう感じます。スウィング理論には流行があって、いろんな名前もありますが、流行には関係なく、プロのスウィングとアマのスウィングは違います。そして、理論の違い以前に、プロのスウィングをアマがやるのはむずかしいということです。

その後、ゴルフ界はタイガー・ウッズの黄金時代が到来し、彼のスウィングがゴルフ界全体に影響を与えました。ただし、タイガーのスウィングはすべてのレベルが高いのですが、理論的はオーソドックスで、新しいスウィング理論によってスウィング革命が起きたというわけではないと思います。 ゴルフの主流理論は、大きな方向としては同じほうを向いていると思います。レッドベターがベン・ホーガンを再評価し、ひとつの流れをつくり、そのなかでタイガー・ウッズを参考にしつつ、各レッスンプロが独自色を加味しているという方向であると思います。

日本のレッスンプロ(あるいはレッスン書)は、オーソドックスなタイプのものは基本的な理論は同じような内容になっています。 そうした理論は、基本的に体で振れといっています。これは、昔から同じです。この体で振るスウィングが、アスレチックスウィング、あるいは広義のボディターンと考えたいと思います。 つまり、それはアマのスウィングに対して、アマにはむずかしいプロのスウィングを指しています。

他方、若干の異端派のスウィング理論もあり、それはプロのようなアスレチックスウィングを否定する人、あるいはあきらめた人に受け容れられています。 あるいはまた、対症療法のようなレッスンも存在します。しかし、そういう対症療法では、決してうまく行かないのがゴルフスウィングというものです。 そして、ゴルフ雑誌には毎週毎週、これでもかというほどさまざまなレッスンが掲載されています。

そうしたなかで、クラブの進化はめざましく、とくにドライバーは大型化し、なおかつ長尺化しました。そして、昔と比べると平均飛距離は大きく伸び、極端な手打ちの人は減りました。しかし、だからといって、アマが「プロのスウィング」と同じになったというわけではないと思います。つまり、アスレチックなスウィングをアマがうまく習得できていない状況はずっと同じです。レッスン書が進化しても、クラブが進化しても昔とまったく同じで、ゴルフスウィングはむずかしいのです。

アマがなかなか上達しないのは、なぜでしょうか。この問題を当メソッドは長年追求してきました。それを根本的に追求する必要があります。いままでそこが空白であり、そこを追求したのが当メソッドです。開始からずっと一貫して、その姿勢できました。 プロとアマは違うことをやっているというのが、その答えです。その考えは一貫しており、いまも変わりません。 しかし、ゴルフ理論が進化し、クラブも進化したけれど、アベレージゴルファーのスウィングを直すためのメソッドは雑誌でも、レッスンでも充実していないというのは事実です。

くり返しますが、プロとアマは違うのです。ですから、その違う部分を修正することのみに集中した練習が必要です。 これは簡単ではありませんが、チャレンジする価値のある課題です。何としてでも、アスレチックスウィングをマスターすべきだと思います。マスターすれば、雑誌に書いてあるプロの言葉も、いきいきと理解できるようになります。そうでなければ、プロの言葉も馬の耳に念仏です。違うことをやっているので、同じ言葉でも、違う動作をイメージしていることも多いと思います。

「逆パワー・メソッド」の内容は2ステップに分かれています。これによって、タメの効いたプロのようなスウィングをめざします。それは、体幹を使い、遅いタイミングで打つスウィングです。 どちらも、スウィングを完全に取り替える心構えでトライする必要があります。

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